今朝の新聞に
掲載されました。
恐縮ですが、お時間があればお読みください。
下記は、投書本文。
限られた文字数で分かり易く編集する、敏腕エディターさんに感謝です。
「原発を止めろ」「誰がフクシマの責任をとることができるのか」。
遠く離れたドイツで、25万人デモがあったと大きな記事が、私の目にぶつかった。
同時に、銀座で千人デモがあったという小さな記事を思い出す。
自分が住んでいる家のそう遠くない所で、自分の国の極めて深刻な事故が起こっているのに、
私は声も上げず、なにも行動しなかった。
事故をみた外国人が自国の未来像のための抗議行動を起こし、国に対して意見を述べる。
目に異物が入ったような違和感を覚えた記事を見ながら、自分は羊なんだろうか、と考えた。
そしてその違和感について、日本という国について、自分を含めた日本人として考えた。
30%の電気を作ってる日本の原発54基は、
「将来を豊かにする」存在なのか、「未来を脅かす」存在なのか。
「クリーンなエネルギー」と評される原発の行く末は、私たちの考え次第で決めることができるのではないか。
この度被災された方々、避難指示が出ている地域の方々たちのためにも、この「国是」についてもっと考えることにした。